人生の終わりを迎えるにあたって、一番大切なセレモニーは「葬儀」です。亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、残されたご遺族をお慰めすると言う重要な行事でもあります。しかし最近は密葬や家族葬を行う家庭が増えてきました。
確かに人間関係が希薄になってきた現代において、かなりの費用がかかる葬儀が敬遠されると言う事を否定は出来ません。ただ、最後に大勢の方とお別れをする事で故人を偲び、思い出すと言うのは大切な事です。今は葬儀社さんの方でも明朗会計をする所が増えました。
費用の点でも相談に乗って貰えます。セレモニーホールなども多くなってきたので、自分の出来る範囲で良いので葬儀をあげて差し上げましょう。密葬で済ませてしまっても、その後に訃報を聞かれた知人の方が次々とお焼香に来られるので返って時間が束縛されてしまうと言う話もあります。
最後に悔いの無いお別れが出来るように考えてみましょう。
世間では、一般的にこの世を去った、つまりは死亡した人を丁寧に弔って儀式とするのが葬儀です。但し、この葬儀と言う儀式は、かなりの期間を有する儀式でもあります。それだけ亡くなった方を弔うと言う事は、その人の尊厳をもしっかりと守ってあげると言う事になる訳です。
亡くなる方の場合は、時間は関係なくその人の運命によります。そのために、時間はいつ何時かは知れないと言う事になります。ですから葬儀の始まりは、その人が亡くなった、まずはその時点から既に始まっていると言う事になります。
息を引き取った時点で死亡の確認となります。その後、白い布を被せて死人を悼みます。多くの場合は、死んだ人は、この時点で既に布団の中に入っています。そして和服に着替えています。その理由は、昔からの習わしが今に継承されています。
そして死人の枕元には、小さな祭壇が設けられます。
最近は家族葬儀を行い、誰にも邪魔されずに個人を偲び、懇ろに葬儀をするのも一般的になりました。故人の生前の意思がそうであることも多く、中には葬儀会社を調べて気に入ったところに本人が申し込んでおくということもあります。
金銭面でも節約ができますし、気遣いなどの心労もない分、故人の弔いをしっかり落ち着いてしてもらえるからでしょう。最近は、その社会的な流れの中で自社会館を持つ業者も家族葬を始め、シンプルで安価な葬式プランも作っています。
しかし、地元の会館を使わなくても、公営の斎場を利用したり情趣あるお寺で行ったりなど、自由にプランを組み立ててくれるプランナーが、全てを恙無く準備して進行してくれるという業者に魅力を感じる人が増えています。
場所も葬儀のあり方も金額も希望に合わせて組み立ててくれます。地域も幅広く応じていますから、どこででも利用できるのが良いところでしょう。